活性化進むマイクロ波運用
平成18年 愛媛県支部報にJA5GYU 近藤さんの執筆にて「活性化進むマイクロ波運用」
という記事が掲載されました。 ページを抜粋して掲載します。
松山地区SHF研究会:技術担当
JA5GYU 近藤恒幸
最近、瀬戸内海沿岸地区において、マイクロ波の運用局が増加しています。
松山地区はもとより、大分県、広島県、山口県、岡山県でマイクロ波設備を完備し、
運用を開始した局が増えているためです。
運用局が増加した要因はこれから述べることが弾みになったものです。
■1.製作技術講習会の開催
a.松山地区においては、毎年10月にJARL愛媛県支部主催のマイクロ帯製作会が開催されています。
この製作会には愛媛県内を初め、大分・広島の各局が参加し、マキ電機さんより、マイクロ波機器の
製作技術の指導や運用方法の説明、討論会があります。
最新の機器の入手と、製作技術取得、全国的な取り組みが刺激となり、
これを節目にアクティビティーが上昇しています。
前夜祭の「愛好者のつどいin松山」では、これからのマイクロ波の新技術を語り合い、
その夢物語が次々に現実のものとなって全国に広まっています。

【写真−1参照】
b.山口県での製作会では、山口各局、大分各局により同様に毎年開催されています。
そして、山口地区では、新規にマイクロ波を始める局の増加が目立っています。
■2.日本一の継続回数をほこる「5600MHzロールコール」
毎週金曜日の夜9時から5600MHz帯で開催される伝統あるロールコールです。
始まりは平成7年1月からで、約10年間一度もとぎれることなく毎週行われ、
今年7月21日で600回を達成しました。マイクロ波帯では日本一の継続回数になっています。
松山地区を中心に対岸の広島県や大分県からの参加や、全国各地から来松された局が
ポータブル運用で参加するなど、全国のマイクロ波愛好局からも注目されています。
マイクロ波帯特有の伝搬体験が出来ること、運用局相互の親和が図れる場でもあり、
YL局の参加もあって和やかなロールコールが楽しめます。
■3.1200MHz & 2400MHzのロールコールによる波及効果
1200MHzによるロールコールは、平成16年5月から開始され今年7月19日現在で、
通算112回になっています。
このロールコールは、毎週水曜日午後8時から開催で、JH5QYZ(伊予郡松前町)
局
が主キー局となり、JP6MCZ(別府市)、JR5IVA/4(岩国市)が補助キー局となり、
素晴らしいロケーションと卓越したキー局運用により、3エリア、6エリアを含む瀬戸内海沿岸の
広い範囲からチェックインがあります。

【図−1参照】
現在までの参加局の累計は80局を越えています。
また、他のロールコールと異なりYL局の参加(累計10局)があることが大きな特徴で、
全国の局からいつも注目されています。
このロールコールの波及効果は大きく、1200MHzバンド活性化と、
マイクロ波バンドへの拡大運用を開始する各局も目立っています。
*2400MHzロールコールも同時開催しています。
■4.全国一斉移動運用会への積極的な参加
毎年、6月と10月に日本全国のマイクロ波運用局がロケーションの良い場所に移動して、
遠距離・広範囲な交信を行っています。
今年は6月上旬に第8回目の移動運用会が行われました。
こちらの瀬戸内海沿岸は、関東地方よりも参加局が多く、短時間で多くの局と交信できました。
【写真−2参照】
■5.内容の充実した「ホームページ」の運用
広報担当、JE5NFL局の多大なご協力により、内容の濃さ、更新の早さ、
記事の豊富さで、全国のマイクロ波ファンから注目の的です。
当研究会の沿革から、各局の活動記事、5600MHzリピーター建設記、移動運用の記録
、製作例、技術資料、気持ちを和ます地元の写真集等々がびっしりと掲載されています。
ホームページのアドレスは次のとおりです。
http://www.jarl.com/m-shf/
以上